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舟中聞子規(舟中子規を聞く)

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※読み方は、各流派により異なる場合がございます。
題名 舟中聞子規(舟中子規を聞く)
読み:しゅうちゅうしきをきく
作者 城野静軒(きのせいけん)1800 〜 1873
特徴 七言絶句
時代 江戸後期
漢詩 八幡山崎春欲暮
杜鵑啼血落花流
一聲在月一聲水
聲裡離人半夜舟
読み 八幡山崎春暮れんと欲す
(やわたやまざきはるくれんとほっす)

杜鵑血に啼いて落花 流る
(とけんちにないてらっかながる)

一声は月に在り一声は水
(いっせいはつきにありいっせいはみず)

声裡の離人半夜の舟
(せいりのりじんはんやのふね)
意味(通釈) 春も過ぎようとする頃、夜、京都から舟で淀川を下り、八幡山崎を通過していたら血をはくようなホトトギスの声が聞こえた。川面には落花が流れている。ホトトギスの声は、一声は月が啼いたかと思われる響きがあり、また一声は水の中から聞こえてくるようにも思われる。夜中の舟の中でホトトギスの声を聞き、故郷を離れているこの身にとっては、感慨ひとしお痛切なものがある。
メモ