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花月吟

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※読み方は、各流派により異なる場合がございます。
題名 花月吟
読み:かげつぎん
作者 唐伯虎(とうはくこ)1470 〜 1523
特徴 七言律詩
時代
漢詩 有花無月恨茫茫
有月無花恨轉長
花美似人臨月鏡
月明如水照花香
扶杖月下尋花歩
携酒花月對月嘗
如此好花如此月
莫將花月作尋常
読み 花有り月無ければ 恨み茫茫
(はなありつきなければ うらみぼうぼう)

月有り花無ければ恨み轉長し
(つきありはななければ うらみうたたながし)

花美人に似て 月鏡に臨み
(かびひとににて つきかがみにのぞみ)

月明水の如く 花香を照らす
(げつめいみずのごとく かこうをてらす)

杖に扶けられて月下花を尋ねて歩み
(つえにたすけられてげっか はなをたずねてあゆみ)

酒を携えて花前月に對して嘗む
(さけをたずさえてかぜん つきにたいしてなむ)

此の如き好花 此の如き月
(かくのごときこうか かくのごときつき)

花月を將て 尋常と作す莫れ
(かげつをもって じんじょうとなすなかれ)
意味(通釈)  花が咲き月が出ていなければ、ぼんやりと物足りない感じである。また、月が出て花が咲いていなければ、物足りなさが長引くのである。
 今夜は月も出て花も咲いており、美しい花は美人のごとく鏡に向かうように月にのぞんでいる。月明りは澄んでいる水の如く香りよい花を照らしている。
 杖をついて月に照らされた花を見ようと散歩し、酒を携えて花を前にし月を見て杯を傾ける。
 このような美しい花、美しい月はつねに見られること思ってはいけない。
メモ