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雨後春郊

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※読み方は、各流派により異なる場合がございます。
題名 雨後春郊
読み:うごのしゅんこう
作者 藤澤黄坡(ふじさわこうは)1874 〜 1948
特徴 七言律詩
時代 昭和前期
漢詩 柳眼伸時傴骨伸
不辭韻事役吟身
郊村好是伴佳友
林エツ喜他逢美人
野色全由零雨洗
藻情自與載陽新
逍遥千里山中路
別様心懐別様春
(エツ=木へんに越)
読み 柳眼伸ぶる時 傴骨伸ぶ
(りゅうがんのぶるとき うこつのぶ)

辭せず韻事の 吟身を役するを
(じせずいんじの ぎんしんをえきするを)

郊村好し是 佳友を伴い
(こうそんよしこれ かゆうをともない)

林エツ喜ぶ他の 美人に逢うを
(りんえつよろこぶたの びじんにあうを)

野色全く 零雨に由って洗い
(やしょくまったく れいうによってあらい)

藻情自ずから 載陽と與に新たなり
(そうじょうおのずから さいようとともにあらたなり)

逍遥す千里 山中の路
(しょうようすせんり さんちゅうのみち)

別様の心懐 別様の春
(ぶつようのしんかい べつようのはる)
意味(通釈)  柳の芽が出る頃には、老いて曲がった腰も伸びるような気分がする。詩を作ったりする風流な遊びの誘いも断らずに詩を作る気分をつくる。
 機会があって郊外の村を訪ねてみるととても素晴らしく、鴬と友達になり一緒にゆく。そして林の下に来ると梅の花に出会い喜んだ。
 野の色は降った雨で洗われて美しく、詩情は自然にこの陽気で次々に浮かんでくる。
 千里山の中の路を歩いていると遥か遠い世界にいるようで特別な気分である。
メモ